安陵会長の山田摩理子でございます。
大役を引き受けることになり、不安も感じていますが覚悟を持って臨みたいと思います。
奥田 愛正先生が奄美群島日本復帰直後の昭和29年、大変厳しい経済状況の中、安陵会を設立、初代会長として奮闘されました。
二代目南 鉄雄会長、三代目藤山 萬太会長、そして前会長の丸田 卯禮男先生と引き継がれて安陵会は68年目を迎えました。
丸田前会長におかれましては、14年間ご尽力され任期中に創立110周年・120周年そして二度の甲子園出場という、歴史に残る大事業を成し遂げられました。
私は、丸田先生と大島高校勤務時代から会長時代まで20年以上ご一緒させていただき、安陵精神はもとより教育者として、人間としての様々なことを勉強させていただきました。
安陵会は全国でも有数の同窓会組織であり、大島農学校・大島中学校・大島高等学校と築かれた安陵の歴史は、奄美の「結」の精神が組織力の強さになっています。
これからも、この歴史を胸に、役員の皆様、各幹事の皆様と協力して、安陵精神を引き継いでいきたいと思います。
記憶に新しいセンバツ2022で、大島は2度目の聖地に立ちました。甲子園初勝利はなりませんでしたが、新緑の山々のような緑色の大応援団は、圧巻で安陵の組織そのものでした。
「雲外蒼天」野球部2年生が話してくれた言葉です。雲を突き抜けたその先の青空を信じて、努力を重ねてきた結果が甲子園に導いてくれたでしょう。
大島高校生は文武両道で、前向きに日々の活動に取り組み、地域に与える勇気と元気は多大なるものがあります。
近年は新聞部の「大高ジャーナル」が高い評価を受け、生徒の活躍はもちろん、郷土の話題が満載の紙面に誰もが感動し、話題を集めています。
安陵会はこの現役の生徒たちを、様々な学校行事や活動の中で温かく見守りながら、将来の夢に向かっている生徒たちを、支援していきたいと思います。
また、取り組みたいことのひとつに、全国の若い卒業生の皆様と連絡をとりながら、安陵会で会えるよう努力します。
コロナ禍3年目、制限された生活の中で卒業された方々、遠くの故郷を離れての出産、育児に頑張っている方々、社会人として頑張っている方々、それぞれの地区の安陵会に参加してみませんか。
同級生と一緒に、近くにいる方と声を掛け合い、安陵会に参加して先輩の存在を知り、故郷の話題を聞いてください。
先輩たちとの繋がりが、人生を変えてくれることが沢山あります。
私も皆様に支えながら、安陵会発展のために全力を尽くしたいと思います。